【大阪・関西万博】[14]ブラジルの“ムケッカ”がまさかのおにぎりに!?「ムケッカおにぎり」が大阪・関西万博で期間限定販売

2025年大阪・関西万博にて、ブラジル北東部の郷土料理「ムケッカ」を具材にしたユニークなおにぎりが登場。
その名も「ムケッカおにぎり」。
6月11日から7月15日まで、象印マホービンが展開するおにぎり専門店「ONIGIRI WOW!」で提供される。

世界の味がにぎられる、注目の「世界のおにぎり」プロジェクト

Photo:象印


このユニークなおにぎりは、象印マホービン、大阪芸術大学、そしてニコニコのりの産学共創プロジェクト「世界のおにぎり」の一環として誕生。
「おにぎり」という日本の食文化に、世界各国の伝統料理を融合させるという挑戦的な取り組みだ。
その中でブラジル代表として選ばれたのが、バイーア州を代表する魚介煮込み料理「ムケッカ」。

ムケッカってどんな料理?

Photo:Photo AC


「ムケッカ」は、エビや白身魚などの魚介に、タマネギ、トマト、パプリカ、ココナッツミルク、デンデ油(パーム油)などを加えて煮込む、アフリカの影響を色濃く残すブラジルの伝統料理。
日本ではまだ提供するレストランも少ない隠れた名品。

開発に携わった大阪芸術大学の辻邦浩客員教授によると、この「ムケッカおにぎり」は2023年にレシピが完成。
魚介の旨味を存分に味わえるようエビを具材に選び、トマトやココナッツミルクとのバランスにこだわって開発されたとのこと。

「ブラジルの多様な食文化を、ひと口で感じてもらえるおにぎりを目指しました」と辻教授。
ご飯との相性も丁寧に調整され、本場の風味を活かしながら「日本のかたち」に仕上げられています。

現場の技術も最先端!IoTで炊飯を最適化

このおにぎりが販売される象印では、同社が開発した「IoT炊飯管理システム」も実証実験として導入しているとのこと。
複数の炊飯ジャーをアプリで一元管理し、必要な量を適切なタイミングで炊飯することで、炊きたてのおいしさを提供しつつ食品ロスの削減にも取り組めるという。

ブラジル貿易投資振興庁も注目!

ApexBrasil(ブラジル貿易投資振興庁)の万博担当コーディネータ、ルカス・デスコンズィー氏もこの取り組みに驚きを隠しきれない様子。

「ムケッカをおにぎりの具材にするなんて想像もできませんでした。とても楽しみです」

ブラジル料理の新たな魅力を伝える一品として、ムケッカおにぎりがどこまで評価されるか
ぜひ、この期間中試してみてはいかが?

ムケッカおにぎり販売情報

商品名 :ムケッカおにぎり
販売期間:2025年6月11日(水)~7月15日(火)
販売場所:大阪・関西万博 西ゲートゾーン
「ORA外食パビリオン『宴~UTAGE~』」内「ONIGIRI WOW!」

企画協力:象印マホービン株式会社、大阪芸術大学、ニコニコのり株式会社












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