【大阪・関西万博】[4]ブラジルパビリオン開館 祝祭フェスタ・ジュニーナ

Photo: ApexBrasil

大阪・夢洲、2025年4月14日-ついに開幕した2025年大阪・関西万博。
21日、EXPOアリーナ「MATSURI」にて、ブラジルの伝統的な祝祭フェスタ・ジュニーナで踊られるフォークダンス「クアドリーニャ」が披露されました。

踊りに参加したのは、大阪を拠点とする団体「プロジェクト・コンストルイル・アルテル(Construir Artel)」の保護者と生徒たちが、人々をつなぐことを目的としたイベント「Tsunagu(つなぐ)」に招待されました。

ブラジル館のみどころ「パランゴロモス・ルーム」

Photo: ApexBrasil


「パランゴロモス」とは、ブラジルの詩人アロウド・ジ・カンポスの詩「パランゴロモス」に由来します。
アーティストのエリオ・オイチシカはカンポスの詩にインスピレーションを受け日本文化との接点を模索。
そして衣服「パランゴロモ」はオイチシカが生み出した「パランゴレ」という衣装と、軽やかさや精神性を象徴する日本の伝統的な「羽衣」を融合させたものです。
パランゴロモス・ルームには、来館者が顔や手に塗れる白いペイントも用意されています。
1960年代からオイチシカが制作を始めた「パランゴレ」は、カラフルな布やシンプルな素材で作られたマント、旗、バナー、コートで、着用して動くことを前提としたアート作品です。
伝統的なアートの概念をくつがえし、観るだけでなく、動き、踊り、参加することが求められ、観客自身の身体も作品の一部となるのです。「パランゴレ」はブラジルで日常的に着られる衣服ではありません。
ブラジル館の監修を担当した舞台美術家のビア・レッサ氏の目的は、展示空間を超えてブラジル館のメッセージを広げ、人々に世界を変えるための行動を促すことでした。ブラジル館のクリエイティブ全体を統括するダニロ・ワタナベ氏は、「来館者自身も展示の一部です」と説明します。

ワタナベ氏によると、「ビア・レッサが目指したのは、ブラジル館に入った時と出る時とで来館者に何か変化がおとずれることでした。ブラジル館は大きなマニフェストであり、透明で開かれた入口は、我々が世界に対してオープンであることを象徴しています。私たちは団結する必要があり、また一人では何もできず、人間が宇宙の中心ではなく、自然という大きなエコシステムの一部であるという認識が必要です。すべては“共に”あるときにのみ、うまくいくというメッセージなのです」と締めくくりました。

ApexBrasil(ブラジル貿易投資振興庁)

2025年大阪・関西万博のブラジル館を担当するApexBrasil(ブラジル貿易投資振興庁)は、ブラジルの製品やサービスの海外展開を支援し、戦略的分野への外国投資を誘致することを目的とした政府機関です。同庁は、商談ミッション、ビジネスマッチング、国際見本市への参加支援、外国バイヤーや有識者のブラジル産業視察など、多様なプロモーション活動を行っています。また、戦略的分野への外国直接投資(FDI)誘致にも取り組んでいます。

2024年、ApexBrasilは過去最多の20,596社のブラジル企業を支援し、そのうち54%は中小企業でした。支援を受けた企業のうち4,678社が輸出を行い、その総額は1,415億米ドルに達し、ブラジル全体の輸出額の42%を占めました。

Expo 2025 Osaka・ブラジルパビリオンで、未来への“出会い”と“気づき”がきっと見つかります。

会場:夢洲・ブラジルパビリオン
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