いよいよ今週末8/10(土)渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開!映画『デビルクイーン』

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『デビルクイーン』公開記念
トーク&DJイベント@Toca de Aparecida(高円寺)
8月18日(日)OPEN : 18:00
の情報はこちら

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映画『デビルクイーン』

リオデジャネイロの裏社会は、ピンクのバスローブを着た【悪魔/女王】が牛耳っている。

映画『デビルクイーン』

1973年ブラジル、軍事独裁政権下に誕生した伝説のクィア・ギャング映画が8月10日(土)日本で初めて公開される。
クアでギャングというだけでもなかなかショッキングな内容となりそうな本作。
ヴィニシウス・ジ・モライスとアルバムを制作していたオデッチ・ララが出演していて演技をしている姿が観れるというだけでも一見の価値があるのではないだろうか。
1973年代のブラジルを知る、そんな貴重な資料となると思われる映像が2024年の現代の日本で観れるというこの稀有な機会をお見逃しなく。

WEBでの前売りチチケットにはおしゃれなB3サイズのポスターが特典についてくるのでこちらもチェック!

(1973 年/ブラジル/100 分/カラー/原題:A RAINHA DIABA ) 配給・宣伝:ALFAZBET
8 月 10 日(土)、 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

<あらすじ>

デビルクイーンと呼ばれるその人は、ヴィヴィッドな色のアイシャドウを塗ったまぶたから鋭く光る視線でリオデジャネイロの裏社会を支配している。売春宿の奥の部屋から、部下のギャングたちに恐怖を、自分の王国の “ドールズ” にキャンディをバラまき、愛用のジャックナイフで脚をシェーブし、裏切り者を切り裂く。ある日ハンサムなお気に入りが警察に追われていることを知ると、右腕であるカチトゥに、キャバレーシンガーのイザのヒモ、世間知らずのべレコをスケープゴートとして警察に差し出すよう指示する。しかし、クイーンの恐怖政治も安泰ではなく、事態は思わぬ方向に動きはじめ……。

1930年代の伝説的なギャングでありドラァグパフォーマー「マダム・サタン」をインスピレーションの源とした本作は、ギャング、同性愛者、ドラァグクイーン、娼婦など、軍事独裁政権下のブラジルで最も疎外された人々を、強烈なサウンドと極彩色の美術、暴力とクィアネスを融合して描き、1974年にカンヌ国際映画祭出品、その後ブラジルで一般公開されると瞬く間にカルト的な人気を博した。
ある時は恐怖で組織を支配するギャングのボスとして、またある時はスウィートな女王として狂気とチャーミングさを見事に同居させたデビルクイーンを演じたのはブラジルの伝説的俳優ミルトン・ゴンサルヴェス。シネマ・ノーヴォとボサノヴァのミューズのひとりであるオデッチ・ララがキャバレーシンガーとして出演している。監督は『Copacabana Me Engana 』(68)で劇映画デビュー、ブラジルのサイケロックバンド・ムタンチスやシンガーのガル・コスタなどトロピカリア・ムーヴメントを代表するアーティストたちのドキュメンタリーを手がけたアントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ。本作で非常に重要な役割を担う美術・衣装はブラジルにおけるメールアート・ビデオアートの先駆者アンジェロ・ヂ・アキーノによるもの。また、シネマ・ノーヴォの旗手グラウベル・ローシャ監督によれば「ブラジルの光を作り出す方法を知っていた20世紀唯一のフォトジャーナリスト」であったジョゼ・メデイロスが撮影監督を務めた。 ブラジル映画史の中で最も抑圧的だった時代の検閲をくぐり抜け、世界中の映画祭で観客を熱狂の渦に巻き込むも、日本では知られざる存在だった異端にして伝説のクィア・ギャング映画が50年の時を経てついに本邦初公開となる。

<プレスリリースおよびWEBサイトより抜粋>

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『デビルクイーン』公開記念
トーク&DJイベント@Toca de Aparecida(高円寺)
8月18日(日)OPEN : 18:00
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CAST

デビルクイーン:ミルトン・ゴンサルヴェス Milton Gonçalves

映画『デビルクイーン』

1933 年ブラジル・ミナスジェライス州生まれ。サンパウロで俳優としてのキャリアをスタートし、60 年以上に渡ってテレビ、演劇、映画界で活躍した。本国ブラジルで大ヒットを収め、フランスでは 3 年間に及ぶロングランを記録し、日本でも 2010 年に公開された『マクナイーマ』(1969 年、ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ監督)のほか、『蜘蛛女のキス』(1985 年、ヘクトール・バベンコ監督)などの作品に出演した。ブラジルにおける黒人解放運動の活動家でもあり、芸術面のみならず、政治的にも重要な人物となった。2022 年没。

イザ:オデッチ・ララ Odete Lara

映画『デビルクイーン』

演劇、テレビ、映画で活躍した女優であり、シネマ・ノーヴォとボサノバ世代のミューズ。1963 年にアントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルトとともにボサノヴァを生み出した詩人ヴィニシウスとブラジルを代表するギタリスト、バーデン・パウエルとの共作アルバムを発表。映画出演作には『夜の遊び』(1964 年、ウォルター・ヒューゴ・コーリ監督)、『アントニオ・ダス・モルテス』(1969 年、グラウベル・ローシャ監督)など 40 本にものぼる。当時の夫であるアントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ監督の長編デビュー作『Copacabana Me Engana』(1968 年)にも出演している。2015 年没。

ベレコ:ステパン・ネルセシアン Stepan Nercessian

映画『デビルクイーン』

1953 年ブラジル・ゴイアス州生まれ。ソープオペラやブラジル最大の放送局ヘジ・グローボのコメディで俳優としてのキャリアをスタート。『袋小路』(1977年、レジナルド・ファリア監督)、『傷だらけの生涯』(1977 年、ヘクトール・バベンコ監督)、『オルフェ』(1998 年、カルロス・ディエギス監督)など、50 本の劇映画に出演している。

カチトゥ:ネルソン・シャヴィエル Nelson Xavier

映画『デビルクイーン』

1942 年ブラジル・サンパウロ生まれ。デビュー以来、40 本以上の長編映画に出演。『The Guns(英題)』(1964 年、ルイ・ゲーハ監督)にて卓越した演技を見せたあと、同じくルイ・ゲーハ監督の『The Fall(英題)』(1978 年)に出演、同作はベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した。その他『パラドールにかかる月』(1988 年、ポール・マザースキー監督)や『アット・プレイ・イン・ザ・フィールズ・オブ・ザ・ロード』(1991 年、ヘクトール・バベンコ監督)などのブラジル国外の作品にも出演した。

STAFF

映画『デビルクイーン』

監督:アントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ Antonio Carlos da Fontoura
ストーリー:プリニオ・マルコス Plinio Marcos
アントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ Antonio Carlos da Fontoura
脚本:アントニオ・カルロス・ダ・フォントウラ Antonio Carlos da Fontoura
撮影:ジョゼ・メデイロス José Medeiros
美術・衣装:アンジェロ・ヂ・アキーノ Angelo de Aquino
メイクアップ:カルロス・プリエト Carlos Prieto
音楽:ギリェルメ・マガリャンイス・ヴァス
編集:ラファエル・フスト・ヴァルヴェルヂ

デビルクイーン


映画『デビルクイーン』


(1973 年/ブラジル/100 分/カラー/原題:A RAINHA DIABA ) 配給・宣伝:ALFAZBET
8 月 10 日(土)、 シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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『デビルクイーン』公開記念
トーク&DJイベント@Toca de Aparecida(高円寺)
8月18日(日)OPEN : 18:00
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