【大阪・関西万博】[28]ブラジル館で「アグロビジネス月間」開催 食料安全保障と持続可能性をテーマに多彩なセミナー

Photo:O-DAD

【大阪】2025年大阪・関西万博のブラジル館では、8月に「アグロビジネス月間」を開催。
ブラジルから農業分野のトップリーダーを迎え、食料安全保障、動物性タンパク質の輸出、食料ガバナンス、そして女性リーダーによる持続可能性とイノベーションの推進など、多角的なテーマを扱うセミナーが予定されている。
ブラジルと日本をつなぐ農業の未来を探る貴重な機会となりそうだ。

プログラム概要

対話「食料安全保障と動物性タンパク質」


日程:8月13日(火)14:00~15:30
場所:ブラジル館 多目的ルーム
登壇者:
パウロ・テイシェイラ氏(ブラジル農業開発・家族農業省 大臣)
ルイス・ルア氏(ブラジル農業畜産省 貿易・国際関係局長)
ヒカルド・サンチン氏(ブラジル動物タンパク質協会 会長)
ジュリオ・ラモス氏(ブラジル牛肉輸出産業協会 戦略担当ディレクター)

ブラジルは世界最大級の畜産国として、鶏肉や牛肉を中心に高い衛生基準とトレーサビリティを備えた動物性タンパク質を輸出している。
日本の食料安全保障の課題や輸入要件を踏まえ、両国が果たすべき役割について議論が交わされるだろう。

対話「食料ガバナンスに関する対話」


日程:8月13日(火)16:30~18:00
場所:ブラジル館 多目的ルーム
メインスピーカー:アウグスト・ナルデス氏(連邦会計検査院 判事)
パネリスト:
パウロ・テイシェイラ氏(MDA 大臣)
ルイス・ルア氏(MAPA 局長)

食料ガバナンスは、政策、制度、社会参加を通じて持続可能で公正な食料システムを築くために不可欠です。ブラジルの学校給食プログラムや国際協力の経験を踏まえ、世界的な食料安全保障における同国の役割が議論されます。

対話「未来を織りなす女性たち:持続可能性からイノベーションへ」

日程:8月22日(金)15:00~16:30
場所:ブラジル館 多目的ルーム
登壇者:
アナ・ヘペーザ氏(ApexBrasil ビジネスディレクター)
アレサンドラ・ザノット氏(バイーア州綿花生産者協会 会長)
リリアン・パッセ氏(ジャーナリスト)

女性リーダーが中心となり、農業や繊維産業のサプライチェーンにおいて持続可能性とイノベーションを推進する姿が紹介されます。特にブラジルは近年、綿花輸出で世界首位に立ち、循環型経済とファッション産業の結びつきが注目されています。

これからのブラジルのアグロビジネスを知る絶好のチャンス

ブラジル館の「アグロビジネス月間」では、食料安全保障からガバナンス、そして女性リーダーによる持続可能な農業モデルまで、多彩な視点から未来を考えるセミナーが展開される。
世界的な食料供給国であるブラジルの知見は、日本にとっても大きな学びの機会となるだろう。
万博会場を訪れる方々にとって、国際的な課題を共有し、次世代の食と農業のあり方を考える場となりそうだ。

Expo 2025 Osaka・ブラジルパビリオンで、未来への“出会い”と“気づき”がきっと見つかるだろう。

会場:夢洲・ブラジルパビリオン

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