連載2「サンパウロでなにする?」ひろたんのブラジルあれこれ2
前回の「ひろたんのブラジルあれこれ1」
羽田→ドバイ→サンパウロと順調にブラジル入りするつもりが、飛行機遅延のためドバイで一泊することになった、というところで終わった。
その後、無事にドバイを出発、サンパウロの国際空港に降り立つことができた。
「外国人こちら」という看板の列に並び、問題なくブラジルに入国する。
空港では私の太鼓の師匠K氏が車で迎えに来てくれており、やっと会えたね~と抱き合う。
彼はイェーイこれから遊ぼうぜー!という感じではしゃいでいたが、長旅で疲れていたため休みたいと告げ、ホテルまで送ってもらった。
今回のホテル
今回はホテルのことを書いてみたいと思う。
私は選ぶときはインターネットの宿泊予約サイトで検索している。
希望として「ドミトリーではなく完全に1人になれる」「地下鉄そばの安い宿」に絞った。
最終的にRepública 駅近くのホテルにしたが、サンパウロを知る数人の友人から「República?危ないよ」とか「この辺り、いい所だね」など言われる。
危険な場所は時代で変化したり、少しエリアが違うだけで表情も変わるだろう。
Uberも使うし、ここで良しとした。
Uber(ウーベル)はインターネットで呼べるタクシーだ。
あらかじめ金額がわかるのでトラブルも避けられる。
現金も使えるがカード決済なのでアプリさえ入れておけばすぐに使えて便利。
終わると、客が運転手に星を付けるシステムになっているのも効果があると思う。
アプリに目的地を入力すると、候補の車種、ナンバー、ドライバーの名前、金額、何分後に到着するかがいくつか出てくる。
私は友人の忠告通り1番ではなく2番目に安い車を選んでいたが、何がベターなのかわからない。
いずれにしてもUberは必須。
Wi-Fiのことも書くと、今回日本からポケットWi-Fiをレンタルして行ったが、最近はeSIM(イーシム)のアプリが安くて便利との友人の証言もあり、次回はeSIMを使う予定だ。
ホテルのWi-Fiが一番安定していたので部屋の中ではずっと調べ物をしていた。
さて、日本で選んだホテル。
予算は一泊朝食付き3000円だった。
トイレ・シャワー、テレビ付きを希望した(連続テレビドラマが見たかった)。
トイレに関してだが、ご存じの方も多いと思うが日本と違い、紙は詰まるため便器に流してはいけない。
海外はおおむね同じだと思う。
備え付けの大きめのゴミ箱があるので使用したらそこに捨てる。
ただ、神経質ではない私もいまだにこれが慣れない。
せめて日本のように蓋付きのゴミ箱にしてくれたらなと思う。
帰国後成田空港のトイレに入ると、心の底からホッとしてしまう。
朝食
気分を変えて、ホテルの朝食。
パン各種(フランスパン・ポンデケージョ・人参ケーキ、普通の菓子パン)、パンにはさむハムチーズ、飲み物(コーヒー、ティーバッグ、各種ジュース)、ベーコンやソーセージ、卵、玉ねぎを炒めたもの。
プリンなどのデザート。
必ずあるスイカなど果物。
いわゆるどこにでもあるブラジルの(安い)ホテルの朝食だった。
余談だが、2018年は私はリオデジャネイロでAirbnbいわゆる民泊を使った。
素泊まり一泊1000円弱。金額は条件による。
ブラジル人の家庭の一室を借り、トイレ・シャワーは家族と共同。
出かけるときは声をかけ、朝食は甘いコーヒー(カフェジーニョ)をもらうこともあったが、基本的には何もつかない。
皆さんマナーをわきまえた素晴らしい方々で、現金の下ろし方を一緒に銀行まで着いてきて、コツを教えてくれた親切なおばさまもいた。
しかしAirbnbはすぐに懲りた。
気を遣いすぎて疲れるのだ。
時間・タイミングを気にせず、シャワーやトイレを使いたい。
民泊は別荘などを丸々借りるのは良いが、私は普通のホテルが向いている。
冷房はあまりつけなかった。
サンパウロの朝と夕方は涼しく、昼は32度と暑いのに、夜は長袖が欲しくなる。
そして突然雨が降ることもあった。
一日の内に一年の気候が盛り込まれていると言われているほど寒暖の差があるのがサンパウロだった。
荷物だが、今回も私はスーツケースは持たず、リュック1個を機内持ち込みにした。
なので持ち物は極めて少ない。下着、Tシャツ3枚、長袖1、短パン1、長ズボン1、ビーチサンダル、スニーカー程度。
あ、あとお守り代わりのポルトガル語辞書…
(※参考写真添付。普段はポシェットを身に着けていた)
洋服が少ないため、夜はシャワーを浴びるついでに備え付けの石鹸で下着・Tシャツを洗う。
ある程度絞り、それを部屋のバスタオルでくるんでさらに水分を落とし、窓辺にかける(風も入れる)。翌々日には着るというサイクルにしていた。
そんな身軽さが信条の私だったので、今回太鼓の師匠K氏から「お金を出すから柔道着を買ってきてくれ」と言われた時は、柔道未経験の私でさえ容易に想像できる、あのかさばる大きさ、重さにくらくらした。が、まぁなんとかリュックに詰め込んで運んだ。
さてこの柔道着、ブラジルに来てK氏には渡しそびれていたが、やっとプレゼントできるときが来た。
次回はそのあたりを書けたらと思う。