【大阪・関西万博】[13]フラヴィア・ビッテンクールさんEXPOにてブラジルの風を届ける

熱気続く万博ステージ

Photo:ApexBrasil

2025年大阪・関西万博、25日(日)雨が降る中にもかかわらず、EXPOアリーナ「Matsuri」には多くの観客が詰めかけ、列をなして移動する光景が見られた。
まるでブラジルのカーニバル会場を彷彿とさせるこの熱気は、歌手・作曲家・女優として知られるフラヴィア・ビッテンクールさんによるライブパフォーマンスがもたらしたものだった。

コンサートは、5月23日から25日までの3日間にわたり開催。
24日(土)の2回目のステージでは、ポルトガル語で一緒に歌い、フォホーを踊る観客の姿が印象的だ。
日本人、ブラジル人、そして世界中から訪れた観客が、音楽を通じて一体となる様子は、まさにブラジル文化の祝祭そのものだ。

このコンサートでは、フラヴィアさんの故郷であるマラニョン州の伝統とリズムが紹介され、特に「ブンバ・メウ・ボイ」や「フォホー」などのブラジル北東部特有の文化が、大阪の地に鮮やかに息づいた。

セットリストには、自身のアルバムからの楽曲のほか、次のような名曲が並ぶ

Lamento Sertanejo(ドミンギーニョス/ジルベルト・ジル)
Pavão Mysteriozo(エヂナルド・アヴォハイ/ゼ・ハマーリョ)
Anauê(マラニョン州グアジャジャラ先住民と共同制作の未発表曲)

演奏を支えるのは、ギタリスト兼ベーシストのジョアン・シマスさん、キーボード兼アコーディオンのレナート・セーハさん、そしてドラムのティリ・カステロさん。
実力派揃いの布陣が、フラヴィアさんの歌声を彩った。

今回のフラヴィア日本ツアーでは、浜松・神戸・東京での公演を経て、万博での3日間が締めくくりとなる。
今後は、浜松で触れた和太鼓や弦楽器など、日本の音も作品のインスピレーションとして取り入れたいと語る。












ApexBrasil(ブラジル貿易投資振興庁)

2025年大阪・関西万博のブラジル館を担当するApexBrasil(ブラジル貿易投資振興庁)は、ブラジルの製品やサービスの海外展開を支援し、戦略的分野への外国投資を誘致することを目的とした政府機関だ。
同庁は、商談ミッション、ビジネスマッチング、国際見本市への参加支援、外国バイヤーや有識者のブラジル産業視察など、多様なプロモーション活動を行っています。また、戦略的分野への外国直接投資(FDI)誘致にも取り組んでいる。
2024年、ApexBrasilは過去最多の20,596社のブラジル企業を支援し、そのうち54%は中小企業だ。
支援を受けた企業のうち4,678社が輸出を行い、その総額は1,415億米ドルに達し、ブラジル全体の輸出額の42%を占めている。

Expo 2025 Osaka・ブラジルパビリオンで、未来への“出会い”と“気づき”がきっと見つかるだろう。

会場:夢洲・ブラジルパビリオン

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