【解説】マインアナ(MÃEANA)って?

「マインアナ、JGを歌う」と題するショーは、2年前からバイーア州サルバドールのヒオ・ヴェルメーリョ地区で毎週月曜日に開催され、毎回満員の盛況を見せています。

現在はブラジル各地でツアーも好評開催中です。レパートリーには、バイーア州出身のジョアン・ジルベルトが歌い継ぎ伝説となった名曲と現在活躍中のペルナンブコ州出身のジョアン・ゴメスの人気曲が含まれます。
ジョアン・ジルベルトが生まれたバイーア州ジュアゼイロ市、そしてジョアン・ゴメスが長年暮らしたペルナンブコ州ペトロリーナ市が、マインアナ自身が「ピザノヴァ」と名付けた、ピゼイロのリズムとポサノヴァの心をあわせ持つ音楽によって結びつきました。
マインアナは、ギター、パーカッションや管楽器の演奏に合わせて歌う独自のスタイルで、会場ごとに異なるパフォーマンスを披露しています。
これまでにも、リオの名門シルコ・ヴォアドール、サンパウロのAUDIO、そしてミナスジェライス州ベロオリゾンテ市のアウテンティカなど、観客が踊りながら楽しめる、規模やスタイルの異なるライブハウスを満場にしてきました。
また、リオのヒヴァウ劇場やサンパウロのセスキ・ポンペイアといった、伝統的な劇場も満席となり、音楽やビジュアルもそれぞれの会場に合わせて自在に変化させています。
ショーに加え、デジタルプラットフォームでのストリーミングも好評で、視聴回数は4,000万超えています。

「ライブハウス『カーザ・ダ・マイン』で開催中のマインアナとベン・ジルのショーは、本当にすばらしかった。ジョアン・ゴメスとジョアン・ジルベルトの曲が、マインアナの歌声で魅惑的によみがえる。まさに奇跡だ。
舞台セットも衣装も実にロメリーノ(マインアナ)らしく、熱狂と覚醒が表現されていた。
JGからJGへ。俗悪な『良い趣味』が良い『悪趣味』に屈服する。ベン・ジルは、大きな知性と音楽的インスピレーションを示してくれた。感動のあまり涙が出た。ヨーロッパ人によるパーカッションも豊かさを添えていた。
まるで、私のトロピカリズムから生まれた、貴重なさな宝石のようだ。」(カ工ターノ・ヴェローゾ、2023年1月19日Twitter(現✕)投稿)

アナ・ロメリーノ(マインアナ):ヴォーカル
ベン・ジル:ミュージカルディレクター、ギター、ヴォーカルセバスチャン・ノティーニ:パーカッションチアゴ・ケイロス:サックス、フルート

プログラム
場所: Expo Hall “Shining Hat”
日時:6月21日(土)、13:00~14:00

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