【大阪・関西万博】[35]バーチャル・サッカー選手権「Brazil Pavilion Expo e-sports Cup 2025」開催
サッカーは、ブラジルでもっとも人気のあるスポーツのひとつである。
ブラジル代表はワールドカップで1958年、1962年、1970年、1994年、2002年と最多の優勝を誇り、さらにオリンピックでは2016年と2020年に金メダルを獲得している。
このスポーツをさらに広めるため、ブラジル貿易投資振興庁(ApexBrasil)が運営するブラジル館は「Brazil Pavilion Expo e-sports Cup 2025」と題したバーチャル・サッカー選手権を開催している。
大会は1日あたり16名が参加するトーナメント形式で進行し、9月14日まで行われる。
ブラジル館館⻑のパブロ・リラ氏は「この選手権は、ブラジル人、日本人、そして外国人をつなげる方法でもある」と強調し、試合中に自然と生まれた応援団の存在に触れた。
さらに、参加者や応援に駆けつけた来場者に感謝を述べた。
サッカーはブラジル文化の一部であり、ペレ、ガリンシャ、ジーコ、ロマーリオ、ロナウド、ロナウジーニョ、ネイマールといった名選手たちが世界に名を刻んできた。
今回のバーチャル選手権は3台のスクリーンを用いて行われ、各スクリーンごとに2人のプレイヤーが対戦した。
会場では来場者にポップコーンとソフトドリンクが振る舞われ、試合は大いに盛り上がりを見せた。
初日大会の結果

写真:オゾノタカマサ⽒、館⻑のパブロ・リラ⽒、ハギワラユイト⽒、パウロ・デ・ジェズ
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初日の優勝者は東京在住のハギワラユイト氏であった。
彼は初めて大阪・関⻄万博を訪れたといい、「ここでプレイできて楽しかったし、勝てるとは思っていなかった」と喜びを語った。
賞品として「BRASIL」と書かれたTシャツ、パランゴロモス2枚、ピンバッジ、ブラジルの水筒が贈られた。
2位は大阪在住のオゾノタカマサ氏であった。
彼は大きなスクリーンでのプレイに感動を示し、パランゴロモス2枚とブラジルのピンバッジを受け取った。
3位は神戸在住のパウロ・デ・ジェズス氏であった。
「とても楽しく、対戦相手に感謝します」と語り、パランゴロモス2枚とピンバッジが贈られた。
2日目大会の結果

マナベユウジ⽒、グスターボ・ボルジェス⽒、館⻑のパブロ・リラ⽒、イダ
ヨウスケ⽒
大会2日目の優勝者は大阪府在住のマナベユウジ氏であった。
久しぶりにサッカーゲームに挑戦したという彼は「日本だけじゃなく、いろいろな国の人と交流できたのが楽しかった」と感想を述べた。
2位は東京から参加したグスターボ・ボルジェス氏であった。
大会最年少の彼は「選手権大会はとても楽しかった」と語りつつ、悔しさをにじませた。
3位は東京から参加したイダヨウスケ氏であった。
約15年前に少しだけこのゲームを経験したという彼は「すごく大画面でできて楽しかった。ブラジル館でeSportsを体験でき、とてもいい思い出になった」と語り、他の人々にも参加を呼びかけた。