ブラジル・ラテンフェスティバル2025開幕!代々木公園に響く宮沢和史の歌声
東京・代々木公園に、今年もブラジルの熱気が戻ってきた。
7月19日(土)から2日間にわたって開催されている「ブラジル・ラテンフェスティバル2025」は、今年で18回目を迎える。
会場には朝から多くの来場者が詰めかけ、ステージからは軽やかな音楽と華やかなダンサーの姿が。
ブラジル料理や雑貨、音楽、ダンスなどを通じて、日本に暮らす人々にブラジル文化の魅力を伝えることを目的として、在日ブラジル商業会議所(CCBJ)が主催しているこのイベント。
会場では、シュハスコやアサイーなどおなじみのブラジル料理が並び、子ども連れの家族が長い列を作っていた。
中央ステージでは、サンバ、ボサノヴァといった多彩なパフォーマンスが次々に披露され、立ち止まって見入る人の輪が絶えない。
初日19日(土)、ブラジル・ラテンフェスティバル2025のステージを締めくくったのは、宮沢和史。
かつて「THE BOOM」としてブラジル音楽を取り入れた作品を世に送り出してきた彼のステージを観ようと、屋外ステージの柵を越えるほどの人だかりで、期待と熱気に包まれていた。
宮沢和史のステージは、ポルトガル語でのMCや、ブラジル音楽でより多くの人に楽しんでもらえるような工夫がなされていた。ストリングスを加えたバンドメンバーはより重厚な音を奏で、宮沢和史の伸びやかな声を支える。
日本語、ブラジルポルトガル語、どちらの言葉の曲も
音が、歌が、会場中の一体感を生み出す。
ブラジルと日本、その両方に根ざした音楽の力をあらためて感じさせる時間だった。
ブラジル・ラテンフェスティバル2025は本日20日(日)も開催される。
20日のステージには、ブラジル音楽界のレジェンド、アルマンジーニョ・マセードが登場する予定だ。
朝から夕方まで、多彩なステージプログラムとともに、ブラジルの今を五感で体験できる貴重な機会となっている。
ひと足早く夏を告げる2日間。
まだ足を運んでいない方は、ぜひこの機会に代々木公園へ。
アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽
ズーザ・オーメン・ヂ・メロ (著), 国安 真奈 (翻訳)
ボサノヴァを創り、ボサノヴァを超えた至高の音楽家、ジョアン・ジルベルト。