3月7日横浜の文化の汽水域をめぐるフィールドワーク開催

港町として世界とつながってきた歴史のなかで、日本の日常と異国の文化が静かに混ざり合ってきた場所。
そんな横浜という街には、不思議な境界線がある。

その境界を歩きながら、アートと街の記憶を辿る小さなフィールドワークが開催される。
今回の水先案内役は、ブラジル人アーティストのジョアン・アンジェリーニ(Joao Angelini)。

現在、横浜・黄金町のアトリエで制作を続ける彼の個展を前に、制作の背景や街との関係を体感する一日限りのプログラム
「JBAC Fieldwork: Log 01 Estuary: Yokohama Trace」 が企画された。

テーマは、「文化の汽水域」

Photo:O-DAN


舞台となるのは、
横浜。
この街には、鶴見川や大岡川といった河口があり、淡水と海水が交わる場所が点在している。

河口とは、川と海の境界であり、ふたつの水が混ざり合う場所。

今回のフィールドワークは、その自然の構造をヒントに、
文化が混ざり合う街の地層を歩く試みだ。

外から流れ着いた文化、移民の生活、港町の歴史。
それらが静かに堆積し、日本の日常と重なり合う。

横浜は、まさに「文化の汽水域」。

南米文化が息づく街・鶴見からスタート

Photo:O-DAN


JR鶴見駅
ここから街歩きが始まる。

鶴見には、南米からの移民コミュニティがあり、
ペルー料理店やブラジル食材店などが点在している。

ランチでは、そうした南米の食堂や商店を巡りながら、
日本の港町に流れ着いた食文化を体験する予定だ。

日本の町並みの中に突然現れるスペイン語やポルトガル語の看板。
その違和感こそが、この街の魅力でもある。

アーティストの制作現場へ

午後には、
黄金町
にあるジョアン・アンジェリーニのアトリエを訪問。

黄金町は、かつての歓楽街からアートの拠点へと変化した場所として知られている。

高架下のスタジオやギャラリーが連なるこのエリアで、
彼が何を見て、何を考え、どんな作品を生み出しているのか。

街の「地層」を歩く

Photo:O-DAN


アトリエ訪問の後は、黄金町から横浜橋方面へと街歩き。

運河、商店街、古い住宅地。
異なる時代と文化が重なり合う場所を、作家とともに辿っていく。

そして夜には、
ブラジル文化への視点を持つオーナーが営むバーへ。

アート、街、文化の境界線について語り合いながら、
一日のフィールドワークはゆっくりと終わっていく。

イベント概要

JBAC-Japan Brazil Art Center


JBAC Fieldwork: Log 01
Estuary: Yokohama Trace

日時:2026年3月7日(土)
11:30〜21:00を予定

集合:JR鶴見駅 鶴見線ホーム
定員:2〜4名
参加費:実費(交通費・飲食費など各自精算)

※訪問先は当日まで非公開
※天候や進行により変更の可能性あり

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