【大阪・関西万博】[9]ブラジルの味「ポンデケージョ」大阪・関西万博で注目を集める

Photo:くら寿司


2025年大阪・関西万博のブラジル館では、ブラジルの伝統的な軽食「ポンデケージョ(チーズパン)」(写真)が紹介され、来場者の関心を集めていまる。
さらに、回転寿司チェーンの「くら寿司」も万博に合わせてブラジルで人気のポンデケージョの提供を開始し、日伯の食文化の交流に一役を買っている。

くら寿司「ハンズ・ハンズPROJECT」とは

ブラジル館の多目的ルームでは、ブラジルの多様な食文化を紹介する映像が上映されており、「ポンデケージョ」もその一例として取り上げられている。

ブラジル館の館長、アデマール・スカリンスキ・ジュニオルは、「万博は一つの場所で多様な国の文化を体験できる貴重な機会です。日本の飲食店がブラジルの食文化に関心を持ち、ポンデケージョを提供してくださっていることを、大変嬉しく思います」と語る。
また、「ブラジルでポンデケージョは非常に人気で、大阪の『お好み焼き』にも匹敵する存在です」と、日伯の食文化の共通点にも言及した。

くら寿司は、万博を記念してポンデケージョを商品化。
くら寿司株式会社広報部の小坂博之氏は、「本場の味と食感を再現するために、国内で販売されているポンデケージョを全て取り寄せて研究しました。パルメザンチーズとゴーダチーズを使用し、タピオカ粉で独特の食感を再現しています」と説明する。

さらに、レシピは在日ブラジル大使館での2回の試食会を経て完成。
「本場の味に近づけるために、何度も改良を重ね、チーズの量も増やしました」と小坂氏は語る。

ポンデケージョは、万博会場だけでなく、東京、埼玉、千葉、群馬のくら寿司各店舗でも提供される。

なお、くら寿司では大阪・関西万博を記念して、世界約70カ国・地域の代表料理を再現したキャンペーンを展開しており、「ハンズ・ハンズPROJECT」の一環として食文化の交流を促進している。
詳しくは:https://www.kurasushi.co.jp/2025expo/handshands

ApexBrasil(ブラジル貿易投資振興庁)

2025年大阪・関西万博のブラジル館を担当するApexBrasil(ブラジル貿易投資振興庁)は、ブラジルの製品やサービスの海外展開を支援し、戦略的分野への外国投資を誘致することを目的とした政府機関だ。
同庁は、商談ミッション、ビジネスマッチング、国際見本市への参加支援、外国バイヤーや有識者のブラジル産業視察など、多様なプロモーション活動を行っています。また、戦略的分野への外国直接投資(FDI)誘致にも取り組んでいる。

2024年、ApexBrasilは過去最多の20,596社のブラジル企業を支援し、そのうち54%は中小企業だ。
支援を受けた企業のうち4,678社が輸出を行い、その総額は1,415億米ドルに達し、ブラジル全体の輸出額の42%を占めている。

Expo 2025 Osaka・ブラジルパビリオンで、未来への“出会い”と“気づき”がきっと見つかるだろう。

会場:夢洲・ブラジルパビリオン

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