1月20日・22日開催「CONFLUENCE TOKYO – SÃO PAULO」イベント


東京とサンパウロ。
地理的にも文化的にも離れた二つの都市が、
移民、記憶、芸術、生活のレイヤーを通じて交差する
展覧会 「CONFLUENCE TOKYO – SÃO PAULO」 は、そうした都市の「合流点」を可視化する試みだ。

この展示では、作品そのものだけでなく、
都市がどのように形成され、混ざり合い、更新されてきたのかというプロセスが提示される。

そして今回、その展示体験をさらに立体的にひらくための
二つの関連イベントが開催される。

それは、
思考によって都市を読み解く時間と、
音によって都市を歩く時間。

思想でたどるサンパウロ

思想でたどるサンパウロ
文化講演「多面体としてのサンパウロ」

1月20日に行われる文化講演
「多面体としてのサンパウロ」 では、文化人類学者・今福龍太氏が登壇する。

今福氏は、ブラジルを長年のフィールドとし、
思想、芸術、移民史、ポピュラーカルチャーを横断しながら
「都市を一つの像に閉じない語り」を続けてきた研究者だ。

この講演では、
1930年代のモダニズム運動から現代美術、
日系社会の形成、移民の記憶、
そしてブラジル的感情としての「サウダージ」までを行き来しながら、
サンパウロという都市が内包する多層性と矛盾、豊かさを描き出す。

展覧会で提示される作品群を、
思考と言葉のレイヤーから読み直すための時間とも言えるだろう。

音で歩くサンパウロ

「サンパウロ音楽紀行──架空の旅で出会う、ブラジルの多様なサウンド」

続く1月22日には、音楽を通じて都市を体験するプログラム
「サンパウロ音楽紀行」 が開催される。

サンパウロは、
サンバやボサノヴァといったイメージだけでは語れない都市だ。
北東部音楽、黒人文化に根差したリズム、MPB、ロック、実験音楽、
そして移民コミュニティがもたらした多様なサウンドが、
日常的に交差している。

このイベントでは、
「1月末にサンパウロを旅する」という架空の設定のもと、
トークと演奏を交えながら、その音楽風景を追体験していく。

語り手は、ブラジル音楽愛好家で
「Toca de Aparecida」オーナーの Willie Whopper。
演奏には 筒井タケオ が参加し、
都市性を感じさせる楽曲が演奏される予定だ。

完成された音楽を鑑賞するのではなく、
都市の中で音が生まれ、混ざり合う瞬間を共有する
展覧会のテーマを、聴覚から補完する試みとなる。

「CONFLUENCE TOKYO – SÃO PAULO」が示すのは、
都市とは完成された像ではなく、
常に人と文化が交差し続けるプロセスだという視点だ。

今回の二つの関連イベントは、
そのプロセスに来場者自身が参加するための入口でもある。

見るだけで終わらせない。
考え、聴き、感じ、都市ともう一度関係を結び直す企画をぜひ体験してみて欲しい。

開催概要

文化講演


多面体としてのサンパウロ
・日時:2025年1月20日(火)11:00–13:00

・会場:駐日ブラジル大使館(東京・青山)

・講演:今福龍太

・参加費:無料
・お申し込み:https://forms.gle/h5iRFkFJL5DFPyzg7

音楽プログラム


サンパウロ音楽紀行─架空の旅で出会う、ブラジルの多様なサウンド

・日時:2026年1月22日(木)※時間調整中

・会場:駐日ブラジル大使館 講堂+展示室

・出演:Willie Whopper、筒井タケオ ほか

・参加費:無料(事前申込制)
・お申し込み:https://forms.gle/nuGNoSVgKb8GUzadA

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