【大阪・関西万博】[16]写真展「ブラジルの二世代」二人の視点が紡ぐブラジルの美
2025年大阪・関西万博では6月21日から7月21日にかけて、写真展「ブラジルの二世代ートマス・ファルカス&ジョアン・ファルカス」が開催される。
「ブラジルの二世代」展は、トマス・ファルカスとジョアン・ファルカス親子の生きた時代や視点の異なる二人の写真家が、共通する感受性で自国の文化や人々、風景をとらえたものとなる。
ニ世代の写真家とは?
トマス・ファルカス
トマス・ファルカス(1924-2011)はブラジルを代表する現代写真家。
写真家としてだけでなく、映画監、文化プロデューサー、起業家としても活躍し、伝説的なギャレリー「Fotoptica」のオーナーでもあった。
彼の作品は、感受性、そして様式の革新を象徴するもので、1940年代から1990年代にかけて撮影された約3万4千点の作品は、現在モレイラ・サーレス財団に所蔵されている。
ジョアン・ファルカス
ジョアン・ファルカスはトマスの息子で、『VEJA」や『ISTO E』など著名な雑誌のフォトジャーナリストとして活躍し、映画制作に携わる。
個人的な表現活動として、バイーア州南部沿岸部、そしてアマゾン森林侵略をテーマにした写真プロジェクトを行う。
サンパウロ大学で哲学を専攻し、ニューヨークで写真を学んだ彼の作品はヨーロッパ写真美術館など名門の美術館に、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・フランク、セバスチャン・サルガド、ラリー・クラークらの作品とともに収蔵されている。
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XPO 2025大阪・関西万博におけるブラジル
写真展はブラジルウィークの公式プログラムの一つとして開催され、期間中は、独創性や多様性にあふれるブラジルの魅力を発言する文化的および企業によるさまざまなプログラムが展開される。
写真展のほかにも、ブラジル館ではアーティストの公演やブラジル料理の体験、文化外交の取り組みが一週間にわたって行われる。
ApexBrasilのジョルジェ・ヴィアナ長官
「ブラジルウィークは、ブラジル文化を特徴づける独創性、多様性、そして革新を世界に紹介するまたとない機会です。ブラジルウィークを開催できることを誇りに思うとともに、世界の皆さまにブラジルの多様性と改めて感じていただけることを願っています」
イベント詳細
写真展「ブラジルの二世代ートマス・ファルカス&ジョアン・ファルカス」
日付:6月21日~7月21日
時間:午後12:00時~午後18時
会場:EXPO 2025 大阪・関西万博ブラジル館
Expo 2025 Osaka・ブラジルパビリオンで、未来への“出会い”と“気づき”がきっと見つかるだろう。
会場:夢洲・ブラジルパビリオン
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1冊でわかるポケット教養シリーズ リアル・ブラジル音楽
ウィリー・ヲゥーパー (著)